1957-02-19 第26回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
経費を積極的経費と消極的経費に分けまして、これは経済という立場から申しまして、作用の消極的なものを消極的経費、具体的に言ってどういうものを消極的経費と言うかというと、防衛関係費、それから恩給の経費、国債の経費——公債の元金、利子であるとか国債費であるとか、社会保障の経費、賠償の経費等々、こういうものはみな消極的経費になるのであります。何でも私は経済中心の立場から見ておりますので……。
経費を積極的経費と消極的経費に分けまして、これは経済という立場から申しまして、作用の消極的なものを消極的経費、具体的に言ってどういうものを消極的経費と言うかというと、防衛関係費、それから恩給の経費、国債の経費——公債の元金、利子であるとか国債費であるとか、社会保障の経費、賠償の経費等々、こういうものはみな消極的経費になるのであります。何でも私は経済中心の立場から見ておりますので……。
そこでわれわれといたしましては、この暫定予算の内容において、さきに指摘いたしましたごとくに、幾多の政策的、積極的経費、幾多の不緊急なる経費が含まれておりますので、そういつたものをことごとく削除するといつたような修正、あるいは組みかえというようなことは、これを望みたい一つの立場でありますけれども、いろいろ各般の議論上下いたしました結果は、これは同意を求めておる。
そこで四番の経済助長費と五番の一般行政費、これは国の殊にまあ経済を中心に見ますと、積極的な行政活動に関する経費でございますので、これを積極的、ポジティブな、積極的経費と名付けたいと思うのであります。この積極的経費を合計いたしますと、四千九百四十九億でございまして全体の五三%になるのであります。
なお国際経済参加のための積極的経費として、すでに正式に加入の申請をしておりまする国際通貨基金及び国際復興開発銀行に対する出資二百億円を予定いたしております。 次に、今後の治安の維持確保をはかるため、警察予備隊の装備充実等のための経費といたしまして百五十億円を、また国家地方警察の増員及び給與の政善等のための経費として三十六億円を計上いたすことといたしました。
なお、国際経済参加のための積極的経費といたしまして、すでに正式に加入を申請しておりまする国際通貨基金及び国際復興開発銀行に対する出資二百億円を予定いたしております。 次に今後の治安の維持確保を図るため、警察予備隊の装備充実等のための経費といたしまして百五十億円を、又国家地方警察の増員及び給與の改善等のための経費といたしまし三十六億円を計上することといたしました。
これらの損耗負担は、温暖地方におきましては当然積極的経費に転じ得る財政支出でありますが、本地方におきましては、このような制約のために、実質的内容がきわめて貧困であります。
これを昨年度二十三年度に比べますと、二十三年度は消極的経費が五四%、積極的経費が四六%、それに比べますと、経済という観点から申しますと、今度の國家経費の配分は必ずしも望ましいものとは言えないのであります。 経費の問題はそれくらいにいたしまして、今度は歳入の問題に移ることといたします。
(拍手) では、これらの歳入増と歳出減とをにらみ合わせて、新たにどれだげの積極的経費を盛り得るか、また大衆負担の税をどれだけとり除き得るか、両案について比較してみるならば、その長短はきわめて明瞭だろうと思うのであります。